シブヤ大学MOTTAINAI学科授業報告:黒田昌郎先生

9月15日(土)のシブヤ大学MOTTAINAI学科。
ふたつ目の授業は、MOTTAINAI Lab研究員 黒田昌郎先生による

『フランダースの犬が教えてくれること~忘れてしまうにはもったいない名作』

でした。
「フランダースの犬」とMOTTAINAIがどういう関係があるのか?!
と疑問に思われる向きもあるかもしれませんが・・・
MOTTAINAI Labの活動の中で黒田さんのお話をうかがううちに、「あっ、フランダースの犬って本当はそういうことだったのか」「この話は他の人にも聞いてもらわないとモッタナイナイ」「監督のキモチを継承していかねば・・・」と思うようになっていったのです。

エコ、環境、だけじゃないMOTTAINAI学科の授業があってもいいんじゃないか、と。
そこで今回の授業を企画しました。

さて当日は、実際の「フランダースの犬」の映像を交えながら先生に・・・

1)テレビアニメ創世記のお話
2)フランダースの犬~原作とアニメの違い
3)悲劇の仕掛け方。泣かせの法則について
4)あまりに有名なラストシーン。本当に描きたかったこと・・・
5)監督のお気に入りのシーンは、実は・・・

というような流れでお話うかがいました。

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フランダースの犬というと、どうしても悲劇の定番のような取り上げられ方をしますが、監督が本当に描きたかったのは死の悲しさではなく生きることの喜び

超有名なアニメのラストシーン。
ついに息絶えたネロとパトラッシュを天使が迎えに来て、天に召されていくというあのシーン。
あれは実は、監督は最後まで悩んでいたのだそうです。

結末が「死」の作品をどう子どもに見せるのか?
死を美化したり、逃避の死であってはならない。子どもたちに、死によって厳しさから逃れて別天地で幸せが得られるのだという誤解を与えたくない。

そんな葛藤のすえ、アニメ版の放映から20年のときを経て制作された「劇場版フランダースの犬」で、ずっと心にあった「死」の描き方に、ある結論を出した監督。
その結論とは・・・!

というようなお話を1時間半。

実際の映像を見る場面では、客席(生徒席)からぐすんぐすんと涙ぐむ声も聞こえてきたり、と、なんだかとっても心豊かな時間でした。また機会があれば、黒田監督のモッタイナイお話をきく授業第2弾!なんていうのも企画したいと思います!

なにしろ黒田監督は、「フランダースの犬」や「ふしぎな島のフローネ」「ピーターパン」などの世界名作劇場シリーズのほかに沢山の作品の演出を手がけられていて、古くは「ゲゲゲの鬼太郎(モノクロ時代の第1回放送回から!)」「魔法使いサリーちゃん」それから伝説のラストシーンで知られる「タイガーマスク」などなど・・・言ってみれば日本アニメの礎を築いたひとり。まだまだ聞きたいお話は沢山ありそうです。

最後にみんなで記念撮影をしました。

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参加してくださった生徒のみなさま、どうもありがとうございました!


※次回のシブヤ大学MOTTAINAI学科は、10月20日(土)島本美由紀先生再登場!MOTTAINAIレシピを教えていただく予定です。
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   by mottainai-team | 2007-09-16 16:50 | シブヤ大学 | Comments(0)
  
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