散歩道の風景

キャンペーン事務局の山口です。
先日、西武新宿線中井駅から下落合駅にいたる妙正寺川沿いを歩きました。色鮮やかな布地が128反架け渡され、水面に影が優雅な曲線を描きます。

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あちらこちらには着物姿の若者や親子連れ。染色業者を中心とした町おこしイベント「染めの小道」の一コマです。

神田川と妙正寺川が落ち合う「落合」は、江戸時代からホタルの名所だったといいます。明治・大正になると、神田紺屋町などからきれいな水を求めて多くの染色職人が集まります。

昭和30年代まで川で染め物を水洗いする光景は、地元の風物詩でした。イベントはその当時の記憶を現代によみがえらそうという試みです。

「染の里 二葉苑」では、この日も工房を一般公開。下の写真は、秋のイベントの際に撮影したものですが、そのときは職人の方が細かい文様を手書きしていました。

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伝統の「江戸小紋」は遠目からは無地に見える細かい文様が特長です。型紙を布地にのせ、文様の隙間から防染糊を落としていく。刷毛で地色を染め、型紙をずらして作業を繰り返します。

むらなく染めるには、同じ力で刷毛を運ばなくてはなりません。環境に配慮し、洗い場は工房の中にあります。苑のスタッフが丁寧に説明してくれます。下の写真は、型紙をモチーフに作られたカードです。

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イベント期間中は町全体がギャラリー。プロの作品のほか、川にはプロを目指す大学生や専門学校生、近くの小学生らの作品も。障害者支援施設では、車いすの車輪で布地を染めるなど、カラフルでハッピーな作品がそろいました。

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道の左右に並ぶ店舗ののれんもダルマあり、自転車ガールありで、ユニークです。これらは制作者がお店と相談しながら染めたオリジナル作品です。

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落合からそう遠くないところに、おとめ山公園があります。かつては徳川家の狩猟地で、立ち入り禁止だったことから「御留山」と呼ばれたそうです。園内の湧き水でホタルを育てています。毎年7月には鑑賞会が開催されているのは知っていたのですが、今回のイベントで、それも納得です。

きれいな水がはぐくんだホタルと染め物文化。そんな地元の歴史を知らずに通り過ぎるのは「MOTTAINAI」ですね。
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   by mottainai-team | 2015-04-02 10:51 | MOTTAINAI Lab スタッフpr | Comments(0)
  
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