先日、MOTTAINAIでキッチンマットなどを展開いただいている、オカ㈱の和歌山本社にお邪魔してきました。大阪から特急くろしおに乗って、1時間ちょっとの「海南」という駅が最寄り駅です。
オカさんの「MOTTAINAIリーフキッチンマット」は、ペットボトルから再生されたポリエステルを使用していますが、先端技術によりその風合いは“ふかふか”の肌触りです。
他にも、製造工程で出た“余り糸”などを活用したMOTTAINAI商品を展開いただいています。地球にやさしい商品たちですね。
このオカさんの主力商品は、「乾度良好」ブランドのバスマットです。すぐ乾くので濡れた感じが無く、お洗濯もラクラク。その使い勝手の良さは、一度使ったらやめられないと、スタッフも愛用中。
このバスマットがすぐ乾く理由は、使用されている「糸」にあり、繊維の1本1本に無数の細かな穴を設けていて、この穴が濡れた足元の水分を素早く吸い取るのだそうです。
「乾度良好」についてはこちらをご覧ください
さて、そのオカさんの本社にお邪魔した際に、近くにあるサンプル工場を見学させていただきました。バスマットを作る過程は想像したことが無かったのですが、工場に入るとまず目に飛び込んできたのは、沢山のミシンと糸!
ミシンの針1本に対して、2本の糸が入っています。
これでバスマットのサンプルを縫っていきます。手動で自在に動かして(しかも早い!)色々な柄を表現できるそうなのですが、驚いたのはこのミシン、縫いながらループになる先端部分をカットしているのです。
縫い上がりの毛先はこんな感じに。
先端をカットしないミシンもあって、そちらの縫い上がりはこんな感じにループのままです。
企画された商品によって、様々なミシン、様々な糸が使い分けられています。サンプル工場で試作することで、色の具合を見たり、柄の出方を見たり、効率の良い生産方法を製造工場に伝えることが出来るそうです。
またこのサンプル工場には、大型の縫製機械もありました。とにかく縫う部分が大きくて、糸が絡まったりしたら大変そう。担当者の方が細かい部分もチェックしながら丁寧に作業を進めていました。
糸はこちら。すごい量で、ちょっとどこに居るのか分からない近未来の様な世界観でした。
ひと巻きの糸が無くなったらどうなるの?と心配になりましたが、ちゃんと次の糸に繋げていけるとのことで安心。余った糸はMOTTAINAIの商品になるかも?
この機械で作られたものがこちら。当たり前ですが同じ柄で縫われたものがどんどん出てきます。ここから製品になるために、協力工場で縫製されるそうです。
今回サンプル工場を見学させていただいて、当たり前の様に手にしている日常品には、企画から製造まで、多くの方が携わっていること、またその製造に関しては、メーカーさんの努力が詰まっていることを改めて知りました。
MOTTAINAIのコンセプトである環境の3R+Rの最後の“R”はRespect(尊敬の念)。
この様に物の始まりを知ることはRespectになり、そして物を大切に使うことに繋がるのだと感じています。
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