海を越えて/文:山口昭

世界で作られる食料の3分の1、およそ13億トンが毎年捨てられ、日本でも500万~800万トンの食品が廃棄されている・・・。
本来食べられるのに捨てられる食品ロス。この“もったいない”現実を「少しでも変えたい」と、東京・竹橋のMOTTAINAI STATIONにはこの春、国内外から来客が相次ぎました。

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その1人、スローフード・ユース・ネットワーク東京の代表、中森剛志さん(25)は、2年ほど前から欧州を中心に広まっているディスコ・スープの日本版“ディスコ・べジー(野菜)”を7月21日に都内で開こうと計画しています。

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※Slow Food Youth Network Tokyoのフェイスブックページより

廃棄されそうな野菜を集め、音楽に合わせて刻み、スープやサラダにして無料で提供するイベントで、食文化の見直しを訴える各国のスローフード協会の青年組織が運営の多くを担っているそうです。

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※DISCO VEGGIEのフェイスブックページより

東農大在学中に起業し、有機農産物の販売を手がける中森さんを中心に、20代の社会人や学生15人のユース・ネットワーク東京が誕生したのが今年の2月。「何に取り組むか」を話し合っていた最中、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を通じて世界中の仲間から「ディスコスープを一緒にやろうよ」と呼びかけが相次ぎました。

アムステルダムやブリュッセルのディスコスープに参加したフェデリカ・マッラさん(28)はフェイスブックやスカイプで「日本は食品ロス削減に向けての動きが少ないので、協力して東京で開こう」と申し出ました。
中森さんらも国連食糧農業機機関(FAO)のデータなどで大量の食料が廃棄される一方、世界で8億人以上人々が飢えている矛盾を知り、イベント開催を決めました。
そのフェデリカさんは国連食糧農業機関(FAO)のインターンとして4月に来日。イギリスなど欧州で食品ロス削減運動を進める団体のスポークスマンとして活躍するニキ・ハラランポポルさんとMOTTAINAI STATIONを訪れます。これには故ワンガリ・マータイさんの娘のワンジラ・マータイさんの助言があったそうです。
この間、わずか2カ月。かろやかに海を越え若者を結びつけ、そして世界を変革させるSNSのパワーとスピードを垣間見た思いでした。

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オランダのライデン大学で日本の食品廃棄問題を研究している最中にMOTTAINAIキャンペーンのことを知ったというフェデリカさんは「日本での食品ロス問題の啓発に役に立つはず」と期待していました。農林水産省の長野麻子・食品産業環境対策室長(42)も「MOTTAINAIは外国語に翻訳できない素晴らしい日本語だが、便利さの中で日本人自身が忘れかけている。その気持ちをもう一度思い起こす必要がある」と指摘しています。

4月から事務局に加わりました。食品ロスの削減に向けてMOTTAINAIキャンペーンができることを、私たちももっと考えていきたいと思います。
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   by mottainai-team | 2014-06-26 10:17 | MOTTAINAI Lab スタッフpr | Comments(0)
  
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この言葉には資源有効活動3R+Respectが込められています。
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