5月末に富士山クリーンツアーに参加してきました。
朝早く新宿駅を出発し、山梨県の富士山の麓に向かいます。
当日は快晴。いやこの季節だと少々暑いぐらい。
でも、富士山の麓に到着すると暑さが和らぐ。
清掃場所に到着すると、「まだまだゴミはある」と実感する光景に出会う。
2013年6月に世界文化遺産に登録された富士山。
10数年前と比較するとずいぶん綺麗になったと言われている。
さすがに道路も含め、視界に入る景色にゴミは映らない。
しかし、人が入りにくい場所や目に付きにくい場所にゴミがある。
そんな場所全てにゴミがあるわけではないが、ある場所にはある。
NPO法人富士山クラブは定期的に富士山周辺を見回り、生態系や環境を保護する活動をしている。
そんな富士山クラブのスタッフ、東京や静岡から参加したボランティアの方たちと一緒に清掃をスタートする。
なぜ清掃活動をするのか。
富士山にはたくさんの動植物が生息している。
自然が育んだ空気、樹木、そして水。
この全てが我々の生活を支えてくれている。
その自然の循環の中で生息している動植物の生態系を無視するわけにはいかない。
人間の勝手で生きにくい場所にしてはいけない。
富士山にはたくさんの動植物がいて、我々に必要な空気や水を作り出している。
だから清掃をすることにより富士山の環境保全と感謝を還元する。
MOTTAINAIキャンペーンが推進しているケニアでの植樹。
ケニア山周辺での植樹活動を重点的に行っているが、植樹活動により、緑と水が少しずつ復元している。
自分たちの生活に必要なものが植樹活動によって手に入る分かりやすい構図は、ケニアでの植樹活動を促進させる作用を兼ねている。
数時間の清掃で、見る見るうちに綺麗になっていく。
表面のゴミだけでなく、土中にあるゴミも掘り出していく。
参加者の多くの汗と引き替えに綺麗な富士山を少しずつ取り戻していく。
小さな努力がかけがえのない努力になっていくことを忘れてはならない。
富士山がそう教えてくれているように感じた一日だった。