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Q 細すぎて取れないカニの爪の身
カニを食べるときは無言になる、といいます。しかしいくら無言でがんばってみても、カニの足の細い部分は、そこに少量の肉があるとわかっているのに、どうしても取れない。もったいない!と思いませんか?(コウ/カニ好きさん)
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みなさん、カニはお好きですか?
私は好きです。毎日食べたいってほど好きではないですが、
冬になると「あーカニ食べたいなぁ」なんてことを思います。
で、年に1回か2回か3回くらい食べるわけですが、あれは本当に無言になりますよね。
私はカニの身を結構まとめて取ってまとめて食べる派なんで、ほじくってしまえばしゃべるんですが、ほじくっている間は本当に無言になります。ほじくっては食べる派の人にいたっては食べている間は本当にずっと無言ですよね。
いやあの集中力を何か他に生かせないものかと思いますよ。あーもったいない!
とはいえ、今日のもったいないはカニに費やす集中力ではなく「取れない身」です。確かに、足の先のほうとか、動くほうの爪の中とか取りたいのに取れないですよね。
たまにうまい具合につるっと取れるとそれがなんだかやけにおいしく感じたりして。
皆さんはどう思っているのでしょうか?
YES 51.2% NO 48.5%
あれ、意外に半分近くは別にもったいなくはないということです。「まあ、仕方がない」とあ「いい出汁が出る」という感じでもったいなくもないよということのようです。
でも、簡単においしく食べられるなら食べたい!というのが本音でもあるようですので、ここではどうしたらあの身を食べられるのかについて徹底検証していきましょう!
真っ先に思いつくのはカニフォーク(先が二つに割れているカニをほじくる奴、ちなみにカニフォークというのはあの器具の正式名称です)ですが、細い部分まではさすがのカニフォークもなかなか入り込んでいきません。ならば、はさみで切り開いてほじくり出せばいい!と思うのですが、キッチンバサミではなかなかあの細い部分に歯が入らないのです。
そこで見つけた優れものグッズがこちら!
なんだかすごい見た目のインパクトですが、その名も「カニフォークハサミ」。カニフォークとハサミが一体化し、フォークとハサミを持ちかえることなく使えます。しかもはさみの先はかなり尖っているので細~いところも切り開けそうです。これさえあれば、どんな身だって取れるに違いない!これは意外なMOTTAINAIグッズですね。
さて、それ以外にうまく細いところの身を食べる方法はないものでしょうか?そこで思い出したのが、少し前に北海道に旅行に行ったときのこと、余市に南保留太郎商店という燻製屋さんがありまして、そこの燻製はタコやら甘エビやらほっけやら何を食べてもおいしいのですが、名物にへら蟹というちょっと小さめのカニを丸ごと燻製にしたものがあるんです。これはお店に行かないと食べられないというプレミアもののメニューでこれがまたものすごくおいしいわけです。
それで、そのへら蟹の燻製を本当にスミからスミまで食べていたんですが、カニが小さいのでやはり足の細いところに身をほじくり出すのはほぼ不可能。でもあきらめ切れずに歯でつつーっとしごいたらチュルと出てきたんです!しかも細い部分なので燻製された殻のエキスが染みこんでいてめちゃくちゃうまい!
そこで気づいたんですが、(自慢話みたいになってしまいましたがここからが本題です)燻製にしたカニというのは殻が柔らかくなっているんですね。だから歯でつつーっとしごくだけで実が出てくる。ただ茹でただけのカニではこうはいきません。ということは、細い部分は燻製にすればいい!のではないでしょうか?
でも、燻製なんて素人にはできないですよね。私も自分で書きながらそう思いました。が、しかし、調べてみると燻製は意外と簡単にできるようで、いろいろな方が簡単にできる燻製の方法を公開しています。
たとえばこちらは100円ショップにあるものを
4つだけ使ってしかも5分でできてしまうという超簡単燻製!
→100円ショップで燻製作り
これでカニの足が柔らかくなるかどうかは分かりませんが、
ちょっと試してみる価値はあるんじゃないでしょうか…?
今度、カニを食べるときには是非やってみたいと思います。
そして、カニを燻製するのに限らず、なにか新しい調理法を試してみると
食べ物のもったいないが減っていくように思えます。
「ツマをツマミにするレシピ。これであなたもモッタイナイ料理上手に!」
なんていうのも以前に紹介しましたが、アイデアしだいで食材のモッタイナイはかなり解消できるのです。燻製という新しい手法を身につけてさらなるモッタイナイ料理上手を目指してくださいね!
MOTTAINAIからはじめること
→ 意外なMOTTAINAI精神を持つグッズを探してみる
→ とりあえずチャレンジしてみる
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